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従業員満足度とは?従業員満足度をあげるために経営者企業人事がやるべき対策

厚生労働省が、生産性向上や人材確保の観点から重視すべきと示している「顧客満足度」。顧客満足度の向上は企業と従業員の結びつきを強め、業績アップにも貢献する重要な指標です。本記事では、従業員満足度の定義や重視すべき3つの理由、具体的に取り組みたい従業員満足度を高めるためのポイントなどを詳しく解説します。経営者や人事担当者の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

そもそも従業員満足度とは?

「従業員満足度」とは、労働環境や労働時間、給与や働きがいなどについて、従業員の会社に対する満足度を表す指標です。英語では「Employee Satisfaction」といい、頭文字をとって「ES」とも呼ばれています。従業員満足度は単に企業と従業員だけに関係するものではなく、企業価値や売上高、業績の向上にも影響する重要な要素です。実際に、厚生労働省も“魅力ある職場づくり”の一環として従業員満足度調査の重要性を企業に示しています。

 

 

企業にとって従業員満足度が重要な理由
業員満足度を重視すべき理由として、次の3点が挙げられます。

  • 従業員エンゲージメントの向上
  • 離職率の低下
  • 顧客満足度の向上

従業員満足度が関係する理由や、企業にとってのメリットを詳しく解説します。

 

従業員エンゲージメントの向上

従業員満足度を高めると、従業員一人ひとりのエンゲージメントが向上します。従業員エンゲージメントは従業員から企業への愛着や共感を示すもので、「企業や同僚(仲間)に愛着を持っているか」「企業理念やビジョンに沿った働きを望んでいるか」などを意味する言葉です。従業員エンゲージメントの向上は職場における人間関係の良好化や離職率の低下、従業員の主体的な行動につながり、結果的に企業の生産性や業績アップにも貢献します。

 

離職率の低下

幅広い業種・業界において人材不足が深刻化するなか、優秀な人材の定着は企業の成長を支えるうえで必要不可欠です。現在日本の平均離職率は約15%で、なかでも新卒者の3年以内離職率は30%を超えています。離職の原因はさまざまですが、仕事への興味低下や評価制度や教育体制への不満、労働環境の悪さなどがよく挙げられています。こうした問題を解決して従業員満足度を高めると、離職率改善も期待できるでしょう。新卒者の離職率が高い原因や離職率を上昇させるための具体的施策については、以下の記事をぜひご覧ください。

関連記事:新卒の離職率を下げるために企業人事がやるべきこと

 

顧客満足度の向上

前述したように、従業員満足度が高まると従業員エンゲージメントが向上し、みなが会社の理念を深く理解したうえで主体的に働けるように。こうして意欲的に業務に取り組むことで、ユーザーに喜ばれるサービスや商品が生まれやすくなり、結果的に企業のサービスや商品に対しての「顧客満足度」も向上するのです。顧客満足度は企業の業績にも直結する重要な指標で、実際に顧客満足度を高めたことで大きく成長した企業も多数存在します。

 

従業員満足度の構成要素「働きやすさ・働きがい」について

厚生労働省職業安定局の「働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書」によると、従業員にとって「働きやすい職場」「働きがいのある職場」を作ることが、企業の雇用創出や成長につながるとされています。働きやすさと働きがいは従業員のモチベーションを高め、満足度を高める構成要件でもあるのです。

  • 「働きがい」と「働きやすさ」
  • 「働きがい」のある職場とは
  • 「働きやすい」職場とは

「働きがい」のある職場と「働きやすい」職場、それぞれの定義とポイントを見ていきましょう。

 

「働きがい」と「働きやすさ」

「働きがい」や「働きやすさ」は、従業員の仕事に対する意欲を高める要素です。実際に働きがいや働きやすさを感じられる企業では人材の定着率が高く、会社の業績も良い傾向にあります。働きがいや働きやすさを高める取り組みとしては、「評価処遇・配置」や「人材育成」、「業務管理・組織管理」、「福利厚生・安全管理・精神衛生」などが効果的です。

 

「働きがい」のある職場とは

では、そもそも「働きがい」のある職場とはどのような環境なのでしょうか。前述の調査データをもとに、働きがいのある職場の特徴を解説します。

  • 各自に与えられた仕事の意義や重要性について説明がなされている
  • 上司以外の決められた先輩担当者 (メンター)への相談機会がある
  • 従業員の意見が経営計画へ反映されている
  • 本人の希望ができるだけ尊重される配置
  • 自分の希望に応じ、特定のスキルや知識を学べる研修が用意されている
  • 提案制度など従業員の意見の吸い上げ体制が整っている
  • メンタルヘルス相談など心の健康に関する支援がある
  • ジムの利用補助など、健康づくりのための支援がある

「自分の意見や要望に耳を傾けてもらえる」「仕事の意義や重要性に対して丁寧な説明がなされている」など、従業員が自己効力感を覚える環境が働きがいのある職場と捉えられています。

 

「働きやすい」職場とは

一方、「働きやすい」職場としては次のような特徴が挙げられます。

  • 自分の希望に応じて、特定のスキルや知識を学べる研修が用意されている
  • 評価結果とその理由について本人へのフィードバック、説明がある
  • 本人の希望ができるだけ尊重される配置
  • 従業員の意見が経営計画へ反映されている
  • 保養施設の利用補助など余暇活動の支援がある
  • 提案制度など従業員の意見の吸い上げ体制が整っている
  • スポーツジムの利用補助など、健康づくりのための支援がある
  • 法定外の健康診断など保健・医療面の補助がある

 

自己効力感に加えて、運動機会の増加や健康づくりへの支援をはじめとする「福利厚生」の有無も働きやすい職場だと感じる理由です。

 

 

「働きやすさ・働きがい」のある職場を作る方法

働きやすさや働きがいを感じる職場であることは、従業員満足度を高めるポイントになります。職種やスキルに応じた研修制度の導入、意見を出しやすいオープンフラットな風土の醸成、人事評価制度の見直しとフィードバックなどを実践して、働きやすさと働きがいのある職場を目指しましょう。

 

また、調査データでも明白なとおり、「働きがい」と「働きやすさ」のいずれにおいてもジムの利用補助や健康づくりに関する取り組みの重要性が高くなっています。従業員の健康促進をサポートすることは、人材の定着やエンゲージメント向上、コミュニケーションの活性化による業務効率アップなどにもつながります。自己効力感の高まる環境づくりに加えて、ジムの法人利用や健康づくりのプログラムなども導入するとよいでしょう。

関連記事:福利厚生でスポーツジムを導入するメリットは?気になる費用や導入方法を解説

 

法人利用を展開するジムのなかには、オンラインサービスや健康づくりプログラムを展開している会社もあります。たとえば、フィットネスクラブ「TIPNESS(ティップネス)」では、職場や自宅など、社員の好きな場所で受講できるオンライン健康指導やレッスンを行っています。「ヘルスリテラシー 管理職への教育」や「女性特有の健康関連課題」など、専門性の高い健康経営度調査項目について動画で分かりやすく学べるため、健康経営を目指している企業様にもおすすめです。

 

 

従業員満足度の向上は企業成長のカギ

従業員が前向きかつ主体的に働きたいと思える企業は、業績もアップしやすく常に成長を続けていけます。企業の成長のためにも、従業員満足度を高める施策を実践していきましょう。従業員満足度を高めるためには、働きやすさや働きがいを感じられる職場を目指さなければなりません。

働きやすさと働きがいのある職場づくりには、健康促進につながる福利厚生が大きな効果を発揮します。ジムの法人利用はもちろん、運動習慣のない社員でも楽しめるようなユニークな健康プログラムを導入するのもおすすめです。フィットネスクラブ「TIPNESS(ティップネス)」では、「週替わり90秒エクササイズ」「AIでゆがみチェック!姿勢測定」「耳からフィットネス」などの多彩な健康プログラムを展開中。会社にマッチする形でカスタムできるので、“社員が本当に喜ぶ福利厚生”を導入できます。

ぜひ、本記事でご紹介した健康に関する福利厚生や研修制度の導入、人事制度の見直しなどを実践して、従業員の意欲を高めていきましょう。

 

フィットネスクラブ「TIPNESS(ティップネス)」の法人会員(施設利用型)制度は、従業員の健康づくりをサポートしたいと考えている企業様に最適です。関東や関西、東海地域など、各地に店舗があるため、従業員一人ひとりのライフスタイルにあわせて、最寄りのフィットネスクラブを利用できます。利用回数別の「回数設定(スケール)プラン」、利用数が多くても安心の「無制限プラン」、従業員100名以下の企業限定の「定額ライトプラン」など、貴社に合ったプランを選択できるのも魅力です。「福利厚生の機会を全従業員に平等に与えたい」「健康経営を実現したい」と考えられている企業様は、ぜひこちら のページをご覧ください。

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